松永工房のコンセプトは、私たち家具を販売する身としてもお客様に真にお届けしたい家具そのものでした。デザイナーの想い、職人さんの想いをしっかりと受け止め、そしてお客様にお届けしたい。そして末永くお使いいただきたい。私たち書斎家具屋はそんな想いでお取り扱いしております。
流れるような曲線・エレガンスな面形状・美しい彫刻…カンティーニュのデザインはいろんなエッセンスが微妙に合わさり、一つのカタチに表現されています。イマジネーションを膨らませ、微かに浮かんできたカタチを少しづつ少しづつ現実のものに…手書きのデザイン画はそんな繊細な仕事の積み重ね、何度も何度も書き直したその先に新しいカンティーニュがあります。
江戸時代・徳川三代将軍家光公が浅間神社を造営した時、全国各地から集められた漆工や大工、指物師、彫刻師などの職 人たちの多くが造営後も駿府に定住したといわれています。その後、鏡台の産地としての基礎がつくられ、さらには大型の置き家具や注文家具の産地として木製家具産地としても基礎を築きます。静岡家具の良さはなんといっても丁寧に造りこまれた質の高い家具。これは静岡産地の独自の生産システムである社会的分業体制が誕生し、各パーツの製作ごとにスペシャリストが誕生したことが要因となっています。現在は長年培われた技術を元に質の高い丁寧な家具造りを続けつつも個性派家具等の登場により今までとは違った家具産地を形成し始めています。
松永工房の商品は一つのコンセプトを元に、デザイナーさんや職人さんが丹精込めて作っています。ブランドとして微塵のブレも無いため、商品が一つまた一つと増える事でお部屋の世界観もより一層エレガントでクラシカルな空間に変わってゆきます。
刷毛やスプレーガンを巧みに駆使して一点一点丁寧に塗り重ねる。塗装職人の熱い想いと修練された技で仕上ったアイテムは、どれも味わい深い表情に仕上っています。塗装前の木地は同じでも熟練の職人の手にかかれば、趣の異なった世界観が出来上がります。
ペーパーで下地の塗料を丁寧に剥ぎ取り、最後にカラーリングで調整。色の濃淡を加えることで、特徴である彫刻や曲線の美しさを強調しました。使い込んだ雰囲気を演出した塗装方法です。
F☆☆☆☆(フォースター)のラッカー系塗料
木部の天然の素材感を活かしつつ目を潰さないよう、薄く薄くホワイトを微妙な吹付け加減で塗り重ね、ポイントを絞ってゴールドパウダーを吹き付けることで、華やかな表情を演出した塗装方法です。
F☆☆☆☆(フォースター)のウレタン系塗料
目指したのはアナスイのアイテムみたいな黒い家具。木部の目を潰さず、なおかつ木部が出過ぎないよう、薄く薄く丁寧に塗り重ねることで艶はおさえながらも天然木本来の表情を残しています。重厚で厳粛な雰囲気の塗装方法です。
F☆☆☆☆(フォースター)のウレタン系塗料
毎日を特別な日に変身させる淡く柔らかなゴールド色。幾層にも塗り重ねることでまるでパールのような艶めきと奥深さを演出。見る角度によって様々な表情を映し出すこの色はカンテーニュの優美な曲線をより一層引き立てます。
F☆☆☆☆(フォースター)のウレタン系塗料
カンティーニュの素材は、タモ・ナラ・ブナ・ホワイトアッシュ・栓などの天然素材と F☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放出量低レベル素材)の合板・MDFを使用しています。 接着材にはノンホルマリンタイプを使用していますので、お子様にも安心してお使いいただけます。