今住んでる家はもともと親戚が住んでいたところで、10年近く空き家になっていたところを僕が結婚を機に一部改装して住んでいます。
この夏の季節。
僕の日常風景は少し大げさかも知れないけど、蝉であふれています。
夜明けと共にヒグラシが鳴きはじめ、家を出る頃にはアブラゼミやミンミンゼミが大合唱。帰宅する頃もアブラゼミやミンミンゼミが大合唱な毎日なんです。
昔は夜明けと夕暮れ時の少し涼しくなった時にはヒグラシが鳴いていたけど、日中の暑さがなかなか引かないからかも知れませんね。
今は夜明けの少しの時間だけヒグラシの声が聞こえる気がします。
これも温暖化の影響なのかな。
そんな日常ですが、我が家の庭は蝉が大量に眠っているようで、夏になると家の壁や庭の木々には蝉の抜け殻が至る所にくっついています。
↑こんな感じ。
もう至る所にいます。
…もう抜け殻だから正確には『あります』かな。
それに付近の地面には穴がポツポツ空いてるので、蝉で間違いないハズ。
数年間の地中生活を経て、数日の地上生活に飛び立ったかと思うと、抜け殻にもなんだか感慨深いものを感じてしまいます。
そんな蝉が大量に眠っている我が家の庭ですが、この季節に悩まされている事が一つあります。
それは…『雑草』
除草剤はあまり良い話も聞かないので極力使わず、定期的にMY草刈機で刈ってます。
でも数日後にはボーボーに。
放っておくと子供の背丈くらいすぐに伸びてくるんですよねー。
それぞれの草にはちゃんとした名前があるんだろうけど、共存するには量が多すぎるので我が家では『雑草』として扱ってます。
こう毎日熱いと日中の草刈りは危険だし、なにより定期的に刈らないといけないのでキリがない。
そんな現状が嫌で、毎年のように『今年こそは防草シート敷いてやる!』とか意気込んでみたりするんだけど、ふと蝉達の地上への出口に蓋をしてしまうんではと想像してしまうと、妙に感情移入してしまって今年もシートを敷けずにいる自分がいます。
多分これからも敷かないだろな…
いつの間にか鳴き出して、いつの間にか最後の一匹も鳴き止んでる蝉。
少し切ない夏の昆虫。
『うるさい』・『暑苦しい』と思われがちですが、命を燃やし鳴き続ける彼らの事を少しでも知って、身近に感じるとちょっと応援したくもなってきますね。